【短】1番でいたい
髪も少し短くなって爽やかに。



久しぶりの笑顔も眩しい。



こういうとき、本当に恋してるんだと



大きく実感する。



「おはよ、沙羅ッ!」



目の前に響が現れ、挨拶をした。



あまりに寂しかった為、



見えた幻覚かと思い強く目をこすった。



「何してんの、沙羅?」


「幻覚じゃ、ない?」


「何言ってんの、俺だしッ。」



目の前にいる響に大感激。



芸能人を目の前にしてるでもないのに。



「響だ・・・・・。」


「あッ、沙羅、宿題見せろ。」


「・・・は・・・?」



せっかく感動に浸っていたのに、



響の一言でもう台無し。



いつもの響らしくっていいけどね。



ねぇ、響?



もう少しこのままの関係でいさせて。



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