【短】1番でいたい
入ってきた人物に抱きしめられ、


「沙羅・・・好き・・・。」



入ってきた人物に告げられた一言。



「・・・響・・?」



告白しにいったんでしょ?



なんであたしに告ってんのよ?



「好き・・・沙羅・・。」


「何度も言わなくっていいし。」


「まじで好き・・・もうヤバイ。」


「なんであたしに告ってんの?」



誰かに好きと伝えに君は教室を出て行ったのに?



君はなんでココにいるの?



これは幻覚?幻聴?幻ですか?



「まじ鈍いし・・・。」


「鈍いってあたしのこと?」


「俺が誰かに告るって言ったら
 どんな反応するかと思って試してみた♪」


「ため・・す?」


「だから距離も置いたし、無視もした。」



ふざけんなよ・・・。



なんだよ・・・超寂しかったじゃん・・・。



「響なんてキライだしッ。」



< 26 / 29 >

この作品をシェア

pagetop