不器用少女と一途な少年
「誰のプレゼントだろうね…」
(……あっ!!)
つい思ってた言葉がでてしまう。
(変に思われないかな…)
おそるおそる、緋色をみると驚いたような顔をしていた。
そして少しぎこちなく言う。
「あぁー…誰なんだろうね~…妹とか(笑)」
「えー!?それはウケる」
「だよね! じゃあウチらも行きますか」
「うん」
さっきからなんとなく心が落ち着かない。
不思議に思いながらケーキ屋に向かった。