不器用少女と一途な少年
「確かに結の持ち物かわいいしね!!
結に聞けば間違いないよ!」
「えー……ほんと?嬉しい」
「結のセンスいいと思うよ!」
(緋色ナイス!)
少し安堵した。
そこでちょうどチャイムが鳴る。
「あっ!!じゃあ戻るな!」
「結、待たねー」
2人とも走り去っていく。
(た、助かったぁー!
ていうか、なんであたしこんなドキドキなってんの!?)
自分のドキドキ感が
ワケ分からず、
思わず頭を机に伏せた。