不器用少女と一途な少年


「確かに結の持ち物かわいいしね!!
結に聞けば間違いないよ!」




「えー……ほんと?嬉しい」



「結のセンスいいと思うよ!」



(緋色ナイス!)




少し安堵した。



そこでちょうどチャイムが鳴る。



「あっ!!じゃあ戻るな!」



「結、待たねー」





2人とも走り去っていく。




(た、助かったぁー!

ていうか、なんであたしこんなドキドキなってんの!?)



自分のドキドキ感が
ワケ分からず、


思わず頭を机に伏せた。


< 21 / 341 >

この作品をシェア

pagetop