不器用少女と一途な少年
*教えてあげる


――




次の日。





気まずさと申し訳なさが心を支配する中、
重い足取りで学校に向かった。






昨日、あの後、泣くに泣き続けて
きっと顔はヒドいだろう。








泣いたって何も変わらないのに…。


真城の方がつらかっただろうに…。










それでも涙は止まらなかった。
どんどんと、どんどんと溢れて…




よく分からなくなった。







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