不器用少女と一途な少年
*好きになった子
ーHaruki sideー
俺が好きになった女の子は
いつの間にか笑わなくなっていた。
俺がその子を好きになったのは、笑顔だった。
前からかわいいな…って思っていた。
男が苦手なのか、それとも人見知りなのか……。
慣れないうちはぎこちない会話も
少しずつ自然になっていった。
だから嬉しくなってついつい話しかけた。