不器用少女と一途な少年



はぁ…とため息をつくと、手を合わせて謝ってくる。









「本当にごめんっ!でも…それだけ本気なんだって。」









「……………。」









切ない表情で見つめてくる。



…そんな顔で見つめないでよ。






昨日の真城の表情が……頭に浮かんだ。









胸が苦しくなって…






しょうがないから許すことに。









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