不器用少女と一途な少年



「サンキュー!…今までの謝罪とお礼に、いいこと教えてやるよ。」








手をパッと離して、ニコッと笑う笠原彩人。









「……いいこと?」











「…なんで、真城の返事ができなかった、か。」








「………!!」










その言葉に反応する。







…どういうこと?










少し悩んでいると、笠原が口を開いた。











「それは……」











< 245 / 341 >

この作品をシェア

pagetop