不器用少女と一途な少年
*不器用と一途
――
学校をでると既に暗くなっていた。
真城が話しをしてくれて、
楽しく笑っていられる。
真城、だからかな。
こんなに安心できるのは。
こんなに笑えるのは。
この時間が、真城といる時間が
好き。
「……一年の時からって言うと……
真城って一途だね。」
話しの流れで、その話しになった。
「俺もそう思う。」
「うん。」
「…でも、それほど相坂の笑顔が綺麗だったんだって。
俺、そうとう相坂のこと好きだし…。」
「………//」
普通にそう言われて反応に困る。
真城は素直で正直。