不器用少女と一途な少年

「真城に必死に頼まれてさ、断れなかったよ！」









「ははっ」って笑う橋本さん。








「相坂さん、誕生日おめでとう！」








「…ありがとう。」








橋本さん、あまり関わったことなかったけど…


すごくいい人そう。











「…相坂。」









いきなり真城に言われた。




あまり浮かない表情で。









「…ごめんな…？」









さっきの私の言葉と態度を気にしてるのか、
申し訳なさそうな顔。