不器用少女と一途な少年



「…すごい嬉しい…。
これ欲しくて…。

…違う誰かがつけちゃうんだと思ってた…。」








真城のプレゼントをあげる相手が誰だか分からなかったから…。


まさか自分だとは思わないし。









「喜んでもらって良かった!


…俺が好きなのは、ずっと相坂だよ。」









真剣な瞳で見つめられて言われる。








「…………//。」









あまりにも恥ずかしくて、話しを逸らす。









「そ、そういえば、真城の誕生日っていつ?」









「ん?俺?あ~…もう過ぎた。」








「えぇ!?」







せっかくサプライズしようと思ったのに…
とうなだれる。








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