不器用少女と一途な少年



「い…いつから!?」









…恐ろしいことを聞いてしまったと思った。










「えーと…。
『誕生日おめでとう』、『…ありがとう』ぐらいから?」









「ほとんど最初から!?」








聞いたことを後悔した。





ニヤニヤの緋色を睨みつける。
…まぁ、顔が真っ赤だから何も怖くないだろうけど。









「まあまあ。じゃあケーキ食べようよ♪」








私が怒ってることなんて気にしてないようにケーキへ促してくる。








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