不器用少女と一途な少年



(…まぁ…真城はそんな器用な人じゃないか!)





しばらく話をしないで歩いていたけど、
沈黙が少し寂しいから話しかける。




「…そう言えば、誰の誕生日プレゼントなの?」




そう聞くと彼は不自然なほど反応する。




「えっ!!あっ…えーと…だ、誰だと思う!?」




すごく慌ててる。



言葉も態度も曖昧。

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