不器用少女と一途な少年



(なんか怪しいな…)




思いっきり慌ててる真城。

とりあえず頭に浮かぶのをあげてみた。



「妹!」




「違う!妹いない!」




いないんだ……。
真城は面倒見がいいから、妹いると思ったのに……。




「えー?じゃあお姉ちゃん!」




「それも違う!姉一人いるけど…」




初耳だった。

つい、くいつく。




「えっ!?いるの?キレイ?どんなかんじ?」




「…うーん…キレイとかわかんない。

性格は、恐ろしいよ…」




そういうと彼のテンションがあからさま下がるのがわかる。

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