不器用少女と一途な少年



なぜか胸が苦しくて。
俯いてしまう。



「相坂…俺で良ければ聞くよ?頼りないかもしんないけど…。

誰かに話したら楽になるかもだし…


無理すんなよ…」




本当に心配そうな……
優しい声。




「…………。」





そんなことを言われてしまって、


心が騒ぐ。



こんな気持ち、知らない。





(…元彼は…心配してくれなかった…。



でも…真城は……)


< 47 / 341 >

この作品をシェア

pagetop