不器用少女と一途な少年



パニクる私をよそに、
真城は普通に横に立って商品をみる。



(ち、近い!近い!あれ?ウチ匂い大丈夫かな!?)



ついにおかしくなった。



「ん?アクセサリー?」



真城が聞いてくる。



(平常心平常心!)




一回落ち着いてから言う。



「う、うん!!」



(なにが平常心だぁー!思いっきりうらがえったぁ!)



あまりのテンパりに
軽く涙目。

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