不器用少女と一途な少年
*この気持ちって?
―――
「いやー!相坂がいてくれて本当よかったぁ!」
いい物を買えたからか、上機嫌な真城。
「ならよかった」
「おう!」
にこやかに頷く真城。
しかし私はあまりいい気分じゃない。
どうしてもあのネックレスがひっかかる。
(あぁー…こんなこと思うなら止めればよかった…けど、なんかなぁ…)
私が止めていい問題じゃないし……。