最後の恋を総長と。



ヒロトはあたしを抱きしめる腕を強める。

「堕ろしたくないんだろ?

…俺は誰との子だとしても
お前の子には変わりはない。

ユウナが産むんだったら、
俺はユウナと子供を一生大事にする…」

ヒロト…

"堕ろしたくない"
心の片隅にあって、
見てみぬフリをしていたこと…

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