WAO〜それは裏のヒーローたち〜

*私の第二の人生*



サブからいろんなことを教えてもらった

ある日サブから


サブ
これはお前のかぁちゃんがお前にって作ったネックレスなんだよ。

と言われた。
渡されたネックレスはキラキラと光るガラスがついている可愛いネックレスだった。


綺麗、、、
マリナさんが作ったの?


サブ
あぁ。このガラス玉はレオさんが彫ったんだよ。



レオさんも?


サブ
ああ、二人で楽しそうに作ってたよ。
俺も手伝ったんだよ!


サブも作ったの?

どこ?

サブ
ここだよ。
ここ。


サブはぐっと体を寄せてきた。

私はビクッとなった。
サブはそれに気づいて、はずかしそうにごめんと言った。


サブが指差した先にあったのは、とても下手くそな花だった。


これ?
少し下手くそ、、、

サブ
こらー!
そんなこと言っちゃあかんよ!

俺はまだ六歳だったんだぞ!
そう考えると天才的だろ?


サブはえっへん!と言わんばかりに言った。


でもサブの言うとおりだ。
なんだか心の温まる花だった。
そうまるでマリアのような、、、


サブ
お前の両親はエージェントになることなんて望んでなかった。
ただ幸せになってくれと、、、

さぶはいきなり真剣な顔をした。

サブ
自分たちみたいにいつ終わるかわからないこの人生より、もっと先が望める人生を生きて欲しいって、、、


俺はエージェントになるために今頑張ってる。
俺の親も死ぬ前に、、、死を覚悟してたんだなきっと。
言ったんだよ。お前は自由に生きろって。
それが最後の言葉だった。
俺は、、、エージェントが嫌いだった。
すげーことは知ってる。
でも、なんで俺の親がエージェントである必要があるのかって、、、

もしエージェントがいなかったら困るのに、、、
わかってるのに、、、
エージェントがいなくなって欲しかった
エージェントなんて生まれて欲しくなかった。


でも俺、
お前の両親にあってわかったんだよ。
なんで親がエージェントになったのかって。
死がいつくるかわかんないのに。
危険なのに、、、


お前はまだわかんないだろうな。
でもな、、、
俺はエージェントになりたいと思う。
お前に危険な目にあって欲しくない。
お前の親との約束もあるから、、、


でも、、、でも、、、

俺はお前にエージェントになって欲しい。
親がどんなにすごい人だったのか、
どんなにお前を愛してたのか、

それはエージェントになんないとわかんないと思うんだよ。

俺とエージェント目指さないか?



サブは涙ながらに話した。


私は、、、
私は、、、


親を知りたい。
レオさんとマリナさんの歩んだ道を見てみたい。



私、、、エージェントになるよ。


サブ
そっか。


サブはネックレスをすっと渡してきた。

サブ
これ、、、
エージェントになった時つけな!

私はサブからネックレスを受け取った。
そして静かにコクっとうなづいた。


私はこれから天龍 マリアとして生きる。
そう決めた。













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