君
恋のはじまり
中学3年の私は
いつものように友達と学校へと歩いてた
ちょっといいですか?
そんな声が聞こえて隣を見ると
君がいた。
至近距離にある顔
どきっとする私の心
君は私をすっとすり抜けて
せまい道でよかった
せまい道じゃなかったら
こんなにそばで
君の顔を見ることはなかった
こんなに君のことを
好きになることがなかった
びっくりしたね!
友達が私に笑いかける
ちょっとどきっとしちゃった
笑いながら言ったから冗談に聞こえたよね
私もこのときはどきっとしただけだった
あとに
どれだけ好きになるか知らずに。
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