片思い
「おはよ〜」
その声の主は、はるかだった。
「おはよ」
なんか元気でないなぁ…
「なつきってさ、まだ森の事好き…?」
突然のはるかの言葉に嫌な予感がしながらも素直な気持ちを答える。
「好きだよ。何で?」
「いや。何となく聞いてみただけ。」
「はるかは好きな人、居ないの?」
思い切って聞いてみる。
「いるよ。でも森じゃないよ」
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