桜色の川と君の詩

2、3人の教官の大声が聞こえる


「お前、谷だろう!卒業もせんと、何、車運転しとる!」


良く見ると3、4人の野次馬がいる…


その中に由希を見つけた


「啓介さん」


由希がゆっくりと僕に向かってきた


男達は車に乗りこっちに向かって叫んだだ


「じゃあな!由希ちゃん。また昨日みたいに遊ぼう。裕二をよろしくな!」


車が慌てて去ると静かさが訪れた…

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