桜色の川と君の詩

翌日、僕はすっかり寝坊してしまった


盆休み前で皆帰る準備とかで忙しい。教習所もあさってから盆休みらしい


まだ混乱していた。由希の彼、その後のこと…

鬱々と過ごすのは苦手だ。
山中湖まで足をのばすことに決めた


「渡辺さん」


宿舎の管理人に声をかけられた


手にはジャケットを持っている。

僕は受け取った


「これは?」


「ついさっき女の子が持ってきたわよ。寝てるって言ったら、渡してって言われたの」


「すみません」


僕はジャケットを受け取ると忙しいでバイクに乗った


(バス停までバイクならすぐだ)


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