桜色の川と君の詩
卒業
キンモクセイの花も散り、朝夕は少し冷え込むようにった
朝から荷物をまとめている
そう、僕は昨日教習所を卒業し、今日帰る…
ここで知り合った人達が挨拶にくる
僕にはわからないが伏せるような理由で来ている年上の人達や、元気のいい学生…皆名残惜しい
吉川さんがメモを持ってきた
「はい!」
見ると自宅の住所とTEL番組だ…
「10日たったら卒業して帰ってるからね☆」
「うん、TELするよ。でも吉川さんと会うとお互いに襲っちゃいそうだよね~」
「そうよ。ナベちゃんに色々教えてあげるわ」
「負けるぁ…吉川さんには」
先に吉川さんとデキてたらきっと僕は変わっていただろう
昼に須永さん達と駅前で食事することになっている
「吉川さん行こうよ」
吉川さんをバイクに乗せて駅前へと向かう