【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
そして、昼休み。
亜澄はいつものように
あたしの元へお弁当を持ってきた。
いつ聞く??
ここじゃ、みんなに聞かれちゃう……
「ねぇ、亜澄、
今日は中庭のベンチで食べたいんだけど……」
早速亜澄を誘った。
亜澄はなんの躊躇いもなく
「いいよ」と答えてくれた。
そして、あたしたちは中庭に向かう。
少し距離があるから、
大変だけど、話しながら降りていたから
早く中庭に着いた。
「亜澄?」
「何?才華。」
「聞いていいかな??」
と、トーンを落として尋ねる。
「ど、どうしたの?さ、才華……」
あたしは大きく深呼吸をした。