【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
ー正直な気持ちー
亜澄と初めて、喧嘩してしまった。
というか、亜澄ってあんな怒り方するんだ……
昼休憩の終わりを知らせるチャイムがなった。
教室に戻るの気が重いな……
「はぁー……」
なんて、ため息をつきながら、
重い足を進めた。
階段をゆっくり上がっていたからか、
階段を踏み外してしまった。
「きゃーっ!!」
あたしは、あまりにも怖くて目を閉じてしまった。
「……ぶねっ」
あれ?
痛くないんだけど……
「才華、大丈夫か?」
上から声が降ってきたので上を向くとそこには
「啓人……!!」