【完】あの子の隣にいるのはスキな人……



「え??」

と言ってあたしは、振り返る。

「お願いしてもいい??」

「何をですか??」


と聞くと、
保健医はベッドの方を指さして小声で言った。


「高垣君、悩んでるみたいで……」


え??

ていうか、なんであたしなんだろ……


「いい??」

「あ、はい。」


ああ。

オッケーしてしまった……


美咲君、何悩んでるんだろう……

「先生、職員室に用があるから行くね」

と言って出て行ってしまった。


この空間に
美咲君と、あたしだけ??


あたし、どうしたらいいんだろう…

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