【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
外を見てもまだ明るくて、
まだ昼間だと思っていたのに実際は6時だった。
「ただいま~」
お母さんが今、帰ってきたということは確実に
6時だ……
「才華!!手伝って!」
「はぁい」
お母さんに呼ばれてリビングに向かった。
夕飯をつくり、
お父さんの帰りを待たずにたべる。
「美味しいねー才華」
「そうだね」
なんて、普通の会話をしながら食べる。
なんともない会話がとても、嬉しい。
食べ終わり、あたしはそのままお風呂にはいった。
髪の毛をタオルで拭きながら
自分の部屋に戻る。
そしてベッドに座った。
美咲君……
大丈夫かな……
あんな美咲君を見たのは初めてだった……