【完】あの子の隣にいるのはスキな人……



必死で、あたしは勉強するというのに……


まぁ、あんまりしないけど……



「おはよう。才華」


「あっ、おはよう……啓人」

久しぶりに話した気がするのは気のせいかな……

家が隣とはいえ
夏休み中は全くあってないからかな……


「なんか、久しぶりだよな」

「そ、そうだね……」


なんか変な緊張感が……


「お、おは、よう……」

と、緊張感でいっぱいだった
あたしと啓人の会話の間に入ってきたのは

亜澄だった。


ナイスなタイミングで入ってきてくれたなんて思いながら
挨拶を返す。


「おはよう!亜澄」

あたしが少し明るく言うと亜澄は緊張が解けたように

あたしに笑ってくれた。


1年生のあの頃のように……


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