【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
翌日。
今日はもうじき始まる文化祭の事を
中心に授業が始まった。
6時限目、本格的に文化祭の事を決める。
クラスで何をするか、
実行委員は誰がなるか。
その他もろもろを決める。
亜澄は後ろのあたしの方を向いて話しかけてきた。
「才華は何がしたい?文化祭!!」
「うーん……去年何したっけ……?」
「確か、メイドカフェで男子が女装したんだっけ?」
あーそう言えば、いやいやメイド服着せられてたな……
あー。なんかだいぶ思い出してきた。
「そうだったね!」
「男子の女装結構いけてたよね?」
「そうだけど、もう可哀想だよね……」
あたしは苦笑いしながら答えた。
亜澄は「確かにね」と何かを思い出したように笑った。