【完】あの子の隣にいるのはスキな人……





そして庭に着いて、俺はそこで見つけた
クローバーを才華に渡した。



『はい、これやる!!だから、笑え!!!』



俺は精一杯の笑顔で言った。



才華は俺のあげたクローバーを見つめていた。


何も言わない才華に俺は声をかけた。



『才華……?』



そう呼んだとき……




『……っあり…がとう……っ美咲君』



泣いている才華の姿が。



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