【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
ー憧れの2人ー
翌朝
あたしは早く起きすぎてしまった……
「眠いな……」
まだ、2人が来るまで4時間もある……
何しようかな……。
久しぶりに勉強でもしようかな?
カバンを開け、勉強道具を出す。
「あっ、」
小さな紙を見つけた。
それは、美咲君がくれたアドレスと電話番号だった。
美咲君はどうしてあたしを覚えていたんだろう……
あたしが貧血気味で入退院を繰り返していたのは
小学生の頃で
今は全く病院のお世話にはなってないのに。
どうしてあたしだと分かったんだろう。
あたしは全く美咲君を覚えてないし。
何て考えているうちに時間が経って後1時間で
2人が来る時間。
後の1時間は、勉強しようかな……
あたしは苦手な社会を勉強し始めた。
まぁ、全部嫌いなんだけど……