【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
『先輩……怒ってます?』
ほらやっぱり……
ちょっと冷たいと思ったんだよ……
『ごめん、怒ってないよ?どうかした?』
『何もないけど、僕、先輩の声聞きたくて……』
ドキドキする……
なんで……
『そ、そうなんだ……』
『じゃあ、それだけなんで!さようなら』
『うん。バイバイ』
そう言ってあたしたちは電話を切る。
何だったんだろう……
通話時間約2分……
短っ……
「才華?ご飯よ?」
「あっうん!今降りる。」
そしてあたしは階段を下り食卓へ向かった。