【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
あたしはそのことを伝えるために啓人のもとに向かった。
啓人の周りにはたくさんの友達。
笑ってる…。
こんな顔、幼馴染のあたしも見た事ない…
いっつも悪戯ばっかりなんだよね…
楽しそうだから後でいっか…。
自分の席に戻り1時間目の準備をした。
社会だったかな…?
勉強が全くできないあたしがこの高校の入るのは
無理だった。
でも、どうしても入りたくて…。
啓人に教えてもらったんだっけ?
あたしが教えてって頼んだら
啓人は『やだよー』とか言いながら
めちゃめちゃ分かりやすく教えてくれて
この高校に入れたんだっけ?
あたしね…。
何が何でもこの高校に入りたかった。
だって、
啓人がいるでしょ…。
あたし啓人が好きだから……
もうひとつの理由もこの事だ。