【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
ー観覧車ー
「美咲君!!どこ行くの??」
「これっ!!」
と美咲君が、指を指したのは
観覧車だった。
「乗ろう!先輩っ。ここの景色いいんだよ!」
楽しそうにはしゃぐ美咲君を見て
あたしは、「乗ろう」
そう言った。
あたしたちが乗った観覧車の色は
ピンク色だった。
「美咲君、今日はあたしの方が楽しかった。
ありがとう」
「いえっ!!先輩が笑っていれば僕、嬉しいですから!!」
そう言いながら観覧車から外の景色を見る美咲君。
あたしも、それにつられるかのように
景色を見る。
夏だから、少し明るかったけれど、
家の証明や、
車のランプが、光って
とっても綺麗だった。