【完】あの子の隣にいるのはスキな人……



7月のムシムシした感じの天気。

とっても暑くて倒れそうだった。


それでなくても頭が痛くてだるいのに…。



「才華、顔色悪いよ?大丈夫?」

「え?うん、大丈夫だよ?」

「そっか……」



亜澄心配してくれたんだ…


やっぱり友達なんだ……
あたし、ひどいな……


まだ、亜澄が啓人の事を好きだと
決まったわけじゃないのに疑って……



「今日は野球するぞ~」



という先生の言葉に男子ははしゃぎだす。


逆に女子たちはやる気がなくなったみたいに


テンションガタ落ち……



もちろんあたしも、亜澄も…。



< 9 / 249 >

この作品をシェア

pagetop