【完】あの子の隣にいるのはスキな人……
あぁ、またあたし、
可愛くない……
「ていうか、亜澄は啓人と居たんじゃないの??」
「居なかったよ??あたし、友達と遊んでたから……」
ん??
なんで、最後あたしから視線を外したの??
「そ、そうなんだ……」
「あ、私課題終わってないんだった!!じゃ、また昼ね??」
思い出したように言った亜澄はさっさと
席に戻ってしまった。
あたしは、
亜澄の事でまた、不安が募る。
あたし、
人の心が読みたい。
亜澄に直接聞いてみようかな……
“本当に啓人が、好きなのか”
って事を……