私と彼女と召喚と




ハイド
「それはもしかしたら私があの子家に迎え入れようとしていたのが原因だろうと思うんだよ。

王にも話を通していてな…正式な話しは婚約式の後にと なっていたんだ。 」




シドさん
「それですね。それもある知と思います。ハイドさん サラ ダンそれに ライトの家に フローラ家はあの子の事を知ってるんですよ? あのガイ先生もあの子を可愛がってるって聞いてます。

流石にこのメンバーが気付き始めて手を引いたんだと思いますよ。

あのときが一番誰にも知られずに隠蔽出来きる」


ルナ
「でも…ちょっと手を引くの遅かったわね。まぁそう言っても許される事では無いわ。」

ハイド
「そうだな、あの子存在を…城から出せば終わると思ったのだろうな。悪質だな。」





シド
「そうです。お金のこともあの子いなきゃ 隠蔽できるしもし 問題になっても罪を全部被せればいい…。」


カルス
「でも そうなるとあの子がすぐにドーナツ屋の関係で居場所が分かって良かったってことですよね? そのまま もう会えなかったかも知れ無かったって事もあり得たって事ですよね? 」



ライト
「そうだよ。本当に最近 婚約式迄アレスとレオに日に何度も呼び出されて本当に忙しかったんだよ。……サラさんのおかげだ。」



「本当そうだわ。だって私も用が無いのに呼び出されたし、普段はあまり来ない仕事も山程廻ってきたし。本当 ……おば様のおかげよね…私もライトも連絡先なんて教えて無かったもの…。」


ライト
「そうだな」


シド
「でも正直こんなことする王族忠誠なんて誓えないわ 。」




ハイド
「それもあるな。これもミューラルカ家が関わってきてからだ。えりか様の後ろ楯はあの家だしな。待女になった のもミューラルカ家の長女だしな。」


シド
「 あぁ 商人の間でも噂になってるぜ。王子様とミュラールカ家 勢いがあるってよ! 」



ルナ
「でも 面倒ねぇ? ミューラルカ家が関わっていて来てるなんて…あそこの家って古くからの国に勤めているから王の信頼も篤いわよね?それに王妃様のご実家でもあるし… 」





ハイド
「そうだな…。 今は取り敢えずあの子守れるのは私達だけだ…どうしたものか?

それに私は えりか様が何を考えているのか分からないよ 。今日も部屋に籠っていて大地の浄化も進んでいない。」



シド
「そうですよね。召喚してもう一年経つのに改善してない。…寧ろ 状況悪化してますよ。」

ルナ
「そういえば、修行はどうなんですか? 」


ハイド
「まだ修行も十分では無いみたいだ 。神官が毎日愚痴を 溢しに来るからな。

それでも初め頃ろはまだ良かったらしい 神官よりも少 出来るようになったら…見下す様になり引きこもる様になったと聞いてる。」





ルナ
「神官とあまり変わらないなら召喚した意味無いじゃない。状況を理解出来てないのね…王命で 無理に召喚したのは申し訳ないと思うけど…。でも送り帰す事も出来ないんでしょ?」




ハイド
「そうなんだよ。魔方陣をすり替えられてな…ミューラルカ家に魔方陣得意な者が居ただろ?そいつが書き換えたらしい。

私が魔方陣を展開する前に気づけば良かったのだが …。すまない。」


シド
「もう終わった事は仕方ない無いですよ。それよりもどう守る事考えないと。一応、城も出てんだ。見守ってくしかない。」



ライト
「そうですね。王族が絡んでるんじゃ…。こちらは表立って動けないですよね? 」






どっちにしてもすぐには手が出せない…


ここにいるメンバーはともの事を守ってくれると約束して解散になった。




もう、時間も日付が変わりそうな11時。



私と カルス ライトと一緒に帰って来た。


知った事実に驚き話ながら… 。


ライトと別れると カルスと二人で帰る 。








~フローラside end~










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