私と彼女と召喚と
~ エリカside ~
もう うんざりだわ 。
神官は 毎日毎日 …… 儀式だ 修行だって ……
なんで 私が やらないと行けないのよ ……
魔獣が どうのこうって言うけど 私 全然関係なくない ?
それに 王宮の近くで 魔獣が 出たなんて聞かないもん 。
まぁ 出ても 騎士団が 退治してくれるだろうし 、平気でしょう?
本当に 無理やりに こっちに 連れて来られただけなのに ……… なんなのよ!
町とかも 見てみたいんだけど …… 王宮から 出たらダメだって!
アレスも レオナルドも 忙しそうにしてて あんまり 構ってくれなくて 、私 ………… 暇だし ………
正直 …… ご飯も飽きちゃったし ……
ジミーに 話しても 笑って 、最高の 料理だって 言われるだけだし ………
こんなとき ともが遊びに来てくれたら いいのに !!
もう ……… 何 やってるのよ!
" トントントン "
誰かしら ?
エリカ
「 はい 。 どうぞ 。」
ジミー
「 失礼します 。エリカ様 神殿に 行く時間でございます 。 準備いたしましょう 。」
エリカ
「 また 神殿に行くの ? 昼前にも行ったじゃない …… 。」
ジミー
「 そんなこと 言わないで 下さいませ 。今日は、 アレス様も ご一緒だそうですよ。」
最近 ジミーの事が 少し 分かって来たんだけど ……… どうやら アレスの 婚約者だったらしいだよね 。
長い間 片思いしてるみたい。
でも アレスは ジミーと結婚は 嫌だったみたいで …… 救世主召還に 賭けてたみたい。
そんな話 聞いたら …… アレスの 話出来ないでしょ?
可哀想だもんね !
エリカ
「 うん 。 分かった。」
ジミーに 手伝ってもらい 準備していく 。
ジミー
「出来ましたよ 。 良く お似合いですよ。」
エリカ
「ありがとう 。」
鏡で 確認していると
" トントントン"
アレスが 着いたようで ジミーが 扉を 開ける。
アレス
「 エリカ ! 今日も 綺麗ですね 。さぁ 行きましょう。」
エリカ
「 ありがとう 。でも ……… 神殿なんて 行きたく無いわ 。」
アレス
「そんな事 言わないで 下さいよ。さぁ 」
そう言って 私の手を 取る。
やっぱり カッコいいんだけど…… 。
ちょっとだけ 頑張ろうかな!
~エリカsideend~