私と彼女と召喚と

家に 裏口から 入ると 室内に ライトが待っていた。

ライト
「 どこいってたの ? 心配した。 んっ ? それ 魔法具 ?もう出来たの?」


心配させてしまったらしい 。


「 ごめん 。 とりあえず 魔法具作ったの。こんなのしか思いつかなかったよ 。 試作品1号は、あんまり 浄化出来て無さそうなんだけど ……… 。 」


ライト
「 そうなの ? 触っていい ? 」


「 勿論 。 何か 気付いたこと教えて 。 改善出来たら 嬉しいし!」


試作品1号と 2号を テーブルに 置くと、 ライトは 手で 触りながら ジィー っと 見つめる。


ライト
「 う~ん 。 オレは、良く 出来てると思う 。 作るの大変だった ? 」


「 思いつきだから ……… 大変では 無かったよ 。 でも こっちの 1号なら 沢山 作ろうと 思えば 作れるけど ……… 水晶の2号は 無理かな…… 。 水晶に 浄化の魔法 込めたんだけど 私の魔力量では 1つ 作るのに 3~ 5日は かかるんだよね ……… 。 やっと 貯めた魔法石も 使ったちゃったし。」


ライト
「 そうか …… だよな …… 。 う~ん まぁ 後で ダン達に見てもらおう 。」


「 そうだね 。 ありがとう 。 あっ 手伝いに 行かなきゃ 。」

全部 お任せしてることを 思いだし 慌てて 準備していると …………


ライト
「 そう言えば、ダンさんから 伝言 。

『ともは 家で お留守番しろ 』って !

手伝いしなくていいんだよ 。 ともを誘拐しようとした貴族達も 見に来たらしい。危ないから 。 それに 完成してないとはいえ こんなに早く 魔法具出来てるなんて 皆 思って無いよ 。」


「 そうなんだ …… 。 また 迷惑 かけちゃうなぁ ……… 皆に お礼 言っとく 。


えっ でも ………… 魔法具って 早急にって 言ってたよね? 」


ライト
「 それは、本当なんだよ 。だから 魔法具の 職人にも 依頼出してたんだよ 。 まぁ ……… それでも ともに 魔法陣はお願いするって 言ってたけどね 。 」


えぇぇぇ !

謀られた 。




あぁ でも 皆で 守ろうと してくれたんだ ………


申し訳ないけど ………… やっぱり その気持ちが嬉しい 。


「 ありがとう 。 」


ライト
「ハハハ 。 お礼 要らないよ 。 大切な人 守るの当たり前だろ。」

ライトに 大切って 言われて ちょっと ドキッと した 。


「 うん 。 だから ありがとう 。それに そういうのも 隠さずに教えてくれて ありがとう 。 」

そう言うと 、また 笑って


ライト
「 じゃあ どういたしまして 。 俺なら そういうことも 知っておきたいと思うから 。 」


やっぱり ライトって すごい 。 尊敬する 。


「うん 。 皆に きちんと お礼言える 。 」


ライト
「 今日 反省会と お疲れ様会 まとめてやるって。好評で 試食も完売だから 、 とも 呼びに来たんだよ 。 」


「 えぇぇぇ 。 まだ 2時前だよ 。もう 無くなったの ? あんなに 沢山 作ったのに ……… 忙しかったでしょう? 休憩出来た?」


ライト
「 本当 忙しかったけど 、 皆 ともの作った 試食のやつ 昼に 順番で食べたよ 。 それに 試食した人の中に 昼食として 食べたいって人が 結局居てさ ……… だから シリウスさん達が 酒場で 1日 レストランしてくれたんだよ 。」



うわぁ ………


「 ……… 大変だったね 。 お疲れ様です 。 」



ライト
「 いや ……… ともの方が大変だったでしょう? この 魔法具 持っていって 見せたら 皆 驚くよ 。 職人さんでも 一月は 必要って言ってたんだってさ 。 」


「 そうかな ? まだ 完成してないし ……… でも 見てもらいたいけど 。 足りないところ分かるかもしてないしなぁ ……… 」


ライト
「 そうしよう 。 今日は、酒場 貸し切りにしたみたいだから 、行こう 。 」


試作品1号 2号を ポーチに しまい 家を後にする 。
















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