私と彼女と召喚と
3人が ギルドの 会議室へ 着くと そこには ハイド 含めた 全ての帝が揃い 、騎士団長の ブリッツ・フォワード と 王の 側近であり カルスの父 ロード ・パレード 、 神官マールが揃っていた 。
大王様が 到着したことに 気づくと 皆 立ち上がる。
大王様
「 ご苦労 。 皆楽にするといい 。もうワシは引退した身じゃからの 。」
歩きながら 、そう言うと 前の席へ 座る 。
ブリッツ
「 ご無沙汰しております 。何か あったのですか?」
大王様
「 フォフォ 。儂も まだ 聞いておらんのだ 。まぁ 楽しそうなのでな 。 付いて来ただけじゃ 」
何も 聞いて いない 、ブリッツや ロード 、マールは 怪訝顔をする 。
シド
「 これから 説明させて 頂きますよ 。ねぇ ?ハイドさん お願いします 。」
ハイドは、 座ったまま 話し出す 。
ハイド
「 では まず 、お聞きしたいことが あるのですが 宜しいですか? 」
三人は 、頷いた 。
ハイド
「 貴方方から見て 大地の浄化はどうですか ? 進みそうですか ? 」
始めに 神官のマールが 発言する 。
マール
「 申し訳ありません 。 まだまだ 時間が必要です 。 もしかして …… 魔獣の 凶暴化が 酷くなっているのですか?」
ブリッツ
「 悪化してきている 。 騎士の中にも 重傷者が 出てきている 。 まだ 命を 落とすものは無いが ……… 。それに 国民にも 影響が 出ている。怪我人や死者も 増えたように思う 。」
大王様
「 そうなのか ? しかし …… 民にも 影響がのう …… 。」
ガイ
「 これ以上は 待てんということだ 。」
ハイド
「 そうなんです。 救世主様も 宛てに出来ない 今 、皆さんに 力を 貸して頂きたいと思いまして 。」
救世主の教育をしている新幹線のマールが 申し訳なさそうに ……
マール
「 私の力が 及ばず 申し訳ない …… 。力になれるなら 神殿 全体で協力致します 。」
シド
「 あぁ 良かった 。大丈夫ですよ 。 それで 今 救世主を 含めて 浄化の魔術 使える神官は どれぐらい いるんですか?」
笑って マールに 話しかける 。
マール
「 国中者を 併せると 、 威力の大小は 有りますが ……… 50は いると思います 。何をするんですか?」
おずおず 答える 。
ダン
「 そうか ……… なんとか 成りそうですね 。」
大王様
「 なんじゃ ……… 皆で浄化の魔術でもかけるつもりか ?」
マール
「 それでは 、流石に 出来ないでしょう 。」
ブリッツ
「 今だけ 凌げば いいわけでは ないのだぞ 。」
ロード
「 でも ……… それだけ 深刻と いうことですね ……… 。」
四人は 、 それぞれに 考え 言葉を出す 。
リサ
「 大変な事に なって来てるのは 分かってるよ 。 でも そんなことで こんなに集まる必要無いわよね ? フフ 。早く 進めて欲しいわ 。」
シド
「 あっ ばれた ? じゃ これ見て欲しい。これを 水を浄化してくれるので、これが 周りを浄化してくれる 魔法具なんだけど 。」
そう言うと 、 試作品 1号 2号を 出して 、大王様の前に 置く 。
大王様
「 ほぉ 。 いい品じゃ 。 これは オリハルコンじゃな。 腕のいい 職人が 見つかったのか ?」
ガイを 除いて 知らなかったのか 驚いている 。
シド
「 えっ ……… オリハルコン ? 」
大王様
「 なんじゃ 。気づいて おらなんだのか ? 」
ガイ
「 皆 知らなかったのか ? 私は見て すぐ分かったが … 。」
ロード
「 凄いですね 。でも これを使うとすると量が 必要ですね 。」
ガイ
「 そうなのだ 。水を 浄化するのは 量産出来るそうだが …… この 水晶の方は難しいそうだ。 作るのは 作れるが …… 浄化の魔術を 込めるのに 時間が かかるそうだ 。」
シド
「そうなんですよ 。 そこを 神殿の方で お願いしたいんですよね 。 報酬は、 出しますので。いかがですか? 」
マール
「 いえいえ 、報酬なんて 必要無いですが …… 。」
大王様
「 そうか …… 国に 売るつもりか 。飼い犬に 噛みつかれるとは ……… 」
大王様は 気づいたのか、 鋭い目付きで シドとダンを 睨み付ける。
ハイド
「 そんなこと 、聞いて無いぞ 。」
ハイドも 慌てて 発言する 。
シド
「 ハハ 。 そんなこと無いですけど …… でも そう思われても 仕方ないですね 。 」
ダン
「 違うだろ 。 国から 出して貰いたいんですよ 。 制作費も 製造者への 報酬も 。」
ハイド
「 そうか ……… 。しかし 驚いたぞ 。」