私と彼女と召喚と


大王様
「 ……… 。 しかし あの時は ああするより 仕方なかったのじゃ 。」

大王様も 考えての事だった様で 寂しい顔をしている 。

そこへ 大王様を 凹ませた 本人が ……

ガイ
「 承知してます 。しかし 王家の乗っ取りでも 考えてるんだろうか…… 。」



ハイド
「 ……… そうなのかも知れませんね 。しかし 今の 議題ではないですよね? 本当に ガイさん 大王様で遊ばないで 頂きたいです 。」

ガイの 遊びが 続きそうなので 、話を元に戻す 。


大王様
「 何 ? お前は いつも ……… 。」


ガイ
「 んっ ? 嫌 すまん 。しかし いつかは 話さねばならんことだ 。心の準備をしてもらった方が いいだろ 。」


大王様
「 それぐらい 分かっておる 。はぁ ……… もう 今日 出向こう 。事を終わらせれば 少しは ゆっくり させてくれるだろうしなぁ 。」


シド
「 まぁ いいですけどね 。大王様は 王子を 、ガイさんは 王様 を …… 俺とダンが それぞれ 付き添いさせて頂きます 。残りは ハイドさん中心に 貴族の方々から 財政を 没収する策を 思案してください 。以上 。

あっ 明日 執行出来ると尚 良いと思いますよ。

では、連絡して 準備させてもらいます 。」

シド 、ダンは 部屋を 出て 準備に 向かう 。

帝 専用の ローブ と マスクを 取りに行ったのだ 。

帝に成ると 、色々弊害が 起こることから 義務付けられているからである 。

ガイは、 いいのか ?

あの方は、 帝としてでは 無く 個人として 出向いた方が効果ありと判断したようだ 。


会議室では、 話が続く ………

ハイド
「 明日かぁ ……… 浄化で必要になった と言えば 嘘ではないが …… 。」


ブリッツ
「 私達が 出すのは 簡単だが……… 何にしても 大王様が 居られる時の方がいいだろう 。」


リサ
「 そうよ 。私達が 寄贈したら ミューラルカ家も ダーク家も 寄贈してくるでしょ? 七大貴族の名を背負っているのだもの 。問題は 他の貴族なのよね ……… 。」


サラ
「 そうよね ……… 。悪いことに加担してるのに限って 寄贈しないのよね ……… 。それに …… 税を 軽くして 苦しい所も あるしね …… 。」


ハイド
「 前者は 何か自分に得が有れば 寄贈するだろが ……… 」


ガイ
「 ほぉ 。それなら 何かほしがる物を 餌とすれば良い 。」

いい案が 浮かんだようだ 。



大王様
「 何を 餌にするのだ ? すぐ用意出来るものだぞ?」


皆 気になるようで ガイを 見ている 。


ガイ
「 数を 揃えるのは 時間は 必要だが ………… 例えば オリハルコンの短剣など いい餌に なりそうだかな 。どうだ ?」


ルナ
「 それは いいと思うんだけど ……… 。」


サラ
「 それだと また あの子に 負担が懸かるじゃない 。 ……… でも いい餌に なるわね 。寄贈の 額で 品を変えたら ………… そういう人達 頑張りそうね 。」

ガイ
「 だろ 。 後は、 大王様に 相談なのだが …… 作成を 魔法具の作成者に 頼むことになるのだか …… 大王様の 知り合いと言うことにしてもらえないだろうか 。」


サラ
「 あら 、それなら 安心出来るわ 。そうして下さらない ?」


大王様
「 まぁ 良いが …… 儂も 会ってみたいのだが ………… 駄目かのう ?」


そこへ 、いつも間に 戻っていた シドとダンが 話に 加わった 。


シド
「 会う位なら 良いと思いますよ。」


ダン
「 そうだな 。でも ……… 此だけは 覚えといて下さいね ? 例え 大王様であろうと あの子を 利用しようとすれば ……… 寝首かかれるかも知れませんよ 。」


リサ
「 それには 賛成だわ 。そうね ……… 私の旦那様と マールも 気をつけて 。」


ブリッツ
「 あぁ そうするよ 。 サムも その子を 気になってかけておったようだし …… 」


マール
「 そのような事はしませんよ 。でも 浄化が進みそうで良かった 。先に 皆さんには 伝えて おきます 。一段落したら 辞職させて頂きます。」

急な 発表に 一人を除いて 驚いている。

ブリッツ
「 そうか ……… 。私に出来ることは 言ってくれ 。」

ルナ
「 どうしてですか ? 何処かへ 行かれるのですか? 」


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