私と彼女と召喚と
ルナは、マールに 駆け寄り 訪ねる 。
マール
「 いいえ 。孤児院を 立て直したいのですよ。神殿と 平行では出来ないと 実感したのです。これからも ギルドの方でも 助けて頂けると助かります 。よろしくお願いしますね 。ルナ 」
ルナ
「 分かりました 。 ……… お父さん 。」
マール
「 だから 皆さんで 協力して 早く この問題を 解決しましょう 。やはり 私には あそこが 自分の家なんですから 。」
ルナを 安心させるように 優しく 微笑む 。
幼い時に 親を無くした ルナは、 マールの 孤児院で 育ったのである 。
魔族との 戦いがあり、沢山の子供達を 引き受けた 。 そして 、引き取られた 子供は、皆 お父さんと呼ばせ 分け隔てなく 愛を与えられ 立派に 成長したのだ 。
そして、 その事が 高く評価され 、孤児院も 沢山 作られ 、 神殿の長と なったのである 。
ギルドで 孤児を 育てているのも ルナが マールの意思を継ぎたかったから 、少しでも 恩返しをしたい…… という思いも 含まれているのだ。
ダン
「 マールさん ……… 出来る限りの手伝いするので 遠慮 なく言って下さい 。」
シド
「 良かったな 。折角だから 今日は 泊まってもらえよ 。ゆっくり話しなよ。」
ルナ
「 分かった 。 ……… ありがとう 。」
大王様
「 なんか 落ち着いたことだし そろそろ 出発しようかの 。夜が明けてしまうわ。」
ガイ
「そうですね 。参りましょう 。後は、 頼んだぞ 。」
他の3人も 立ち上がり 、転移で 消えて行く 。
消えた 四人は 城の 謁見の間に 移動していた 。
そこには 、王の アランと 王子の アレス 、そして 大臣である ミューラルカ家の ロデオが 待っていた 。
大王様
「 フォフォ 。 こんな 遅くに すまないな。」
王様
「 急に どうしたのですか?問題でも ありましたか?それも 帝まで 連れて ……… 」
大王様
「そうじゃ 。 問題が無いなら 、わざわざ お忍びでなんぞで 来ん 。アレスは、 此方に 来なさい 。 後は、 頼んだぞ 。ガイ 」
アレスの 方へ向かい 歩き出す 。
ガイ
「 はい 。では、まずは アランから だな …… 」
王様
「 ガイ 、 何をするのだ ……… 。や やめろ 。止めてくれ 。私は 悪くない ……… 。」
ガイは、 アランの横に 素早く移動し、 身体を 椅子へ張り付ける 。
ガイ
「 ほぉ ……… 悪くないわけ 無いではないか 。お前は 王なのだぞ 。これまでも 警告はしたではないか? 」
手を アランの 瞼に 置き 、
王様
「 先生 すみませんでした 。しかし 王妃の 為に 仕方なく ……… 。」
闇魔法を 発動させる 。
王様
「 あぁぁぁぁぁぁぁぁ ………… やめ… て…。」
王様のアランは、 闇魔法に かかり 椅子に倒れんだ 。
ガイ
「 何が 仕方なくだ ……… 。まぁ 目が 覚めるまでは 面倒見てやろう 。さて 次ぎは お前だぞ?」
そして、すぐ 大臣の隣へ 移動すると アランと 同じように 魔法を かけた 。
それを 少し 離れた所で 見ていた 大王様と アレス ………
アレス
「 何を ………… しているんですか ……… 警備は 何をしている ! おい !!」
アレスは、 突然ので 驚いていたが すぐ 人を 呼ぼうとするが ……
大王様
「 無駄じゃ 。なぜ このようなことになったか 分かるか ? 」
アレス
「……… な 何を 言ってらっしゃるんですか ? これは 反逆では無いですか ……… 。まさか 大王様が 首謀者なのですか ? 」
声を 震わせ ……… 大王様を 蔑んだ 目で 見ている 。
アレス
「 早く 誰か !!」
扉に向かい 駆けてゆく 。
大王様
「 駄目じゃな …… ガイ 軽めのを 頼む 。」
ガイ
「 承知いたしました 。」
返事すると 同時に 、アレスにも 闇魔法を かけたのだった 。