私と彼女と召喚と
~ 大王様 side ~
ギルドには いい若いのも育っておるの。
でも さっき ギルドの前で すれ違った娘が 気になるのう。
シド
「で 何のご用でしたか?」
「おお 。宮中に居るのに 飽きてしまってのう。」
ダン
「 そうですよね ……… 。じゃ これ見てもらえますか?」
ともが 作って持ってきた 品々を出して 見せる。
シド
「 仕事が早いので さっき持って来てくれましたよ。いい出来だと思うんですが。」
ほうほう 。この短期間で 良く出来ておるわい。……… あの娘かのう……… しかしまだ 幼かったと 思ったが。ここは 釜をかけてみるかのう。
大王様
「 ほぉ 。武器もいいし ……… しかし 宝飾品の方が 素晴らしいの 。魔方陣も 入って居るでは無いか。今 ギルドの前で会った娘が 作ったのか? 」
ダン
「 ……………………… 。」
ダンが珍しく 、黙っておるのう。
シド
「 あぁ ……… そうですよ。隠してても 何ればれるんですから、正直に 話しますね。でも大王様が あの子に 何かしようと思って居られるなら……… 私達が 黙っては居ませんよ。」
ほぉ やっぱりのう………
ダン
「 ……… それもそうだな。大王様 何かあったら 覚悟していただきますよ。他には 秘密に して頂きたいです。」
………… そうか 。あの子は ここで 大切なんじゃのう。
大王様
「 分かったわい 。賢者位には 言うても いいじゃろ。差し詰 この前の浄化の際も あの子が 関わって居るんだろう。」
シド
「 流石 大王様 。そうですよ。救世主召喚で 巻き込まれた、たなか とも ですよ。この前も 海竜の子供を救おうと 無理したんですから。」
「そうかそうか 。分かった。しかし 聞くところによると 魔力量が 少ないと聞いておったが違ったかのう?」
ダン
「 自分の魔力を 毎日 魔法石に 貯めてたものを 使ったそうです。 」
賢い子だのう ……… しかし 魔法石を使うとなると やはり 救世主の力には 遠く及ばんのだろうな。
大王様
「 だから ……… 魔法具を 使うことにしたのだな。大丈夫じゃ 表に曝す気は無いわい。お前達が 気に入るということは …… 良い子だろうしの 。」
ダン
「 そうなんですよ。だから 大王様の知り合いって事にしてくださいね。よろしくお願いします。」
シド
「 お願いします。今 ギルドで扱ってる レシピも あの子がやってるんですから。」
「 分かっておるわい。 ……… で いつ逢わせてくれるのかのう? 」
シド
「…………… 機会があればですかね?」
ダン
「 そうだな。そのうちって事で。」
ほぉ …………… これは相当 気に入っておるのだろう。
すこし警戒が 解けてからに しょうかのう………
残念じゃて 。
「 仕方無いわい。今日は 諦めようかのう」
シド
「……… お願いします。」
" バタバタ "
何かの?城を抜け出したのが ばれたかのう……
ハイド
「 失礼します。やはり ここに居られたのですね。皆 探してますよ。」
「 それは悪かったの。息抜きじゃよ ……… 彼処は 暇でのう。仕事はこなしておるし……… たまにはいいじゃろ?」
ハイド
「 それはそうですが ……… お出掛けの時は、誰でも良いので 声を掛けて下さい。今も アレスが探してますよ。」
びっくりさせるのが 楽しいのだかのう……
「 分かった 。でも これをお前が 見てからでも いいじゃろ?」
今 見ていた 魔法具と 武器の数々を 指差した
ハイド
「 んっ?………… もう出来たの?…………早いな。これなら 貴族達も 喜びそうです。」
ダン
「そうだよな。じゃあ これで 依頼出していいか?」
シド
「いいだろ。出しとくわ。 本当に仕事が速くて 助かるわ。」
ほぉ あの娘は優秀だのう 。
ここに居る者達が 目をかけるのも 分かるわい。
ハイド
「 そうしてくれ 。でも ……… ともちゃん きちんと休んでるのかな ……… 昨日 魔法具も 城に届いたのに 。」
何? …………… 多彩なんだのう。
ダン
「 あぁ 休んでは いるみたいだぞ。ドーナツ作りが 他に 行ったから 少しは 余裕が 出来たって言ってたけど ……… 。」
シド
「 今回の終わったら ゆっくりしてもらおう。あっ ……… ギルドの 指名依頼が 入ってるわ。ちょっと 依頼書 渡しに行ってくるわ。じゃ 大王様 また今度 。 」
「 仕方ないのう。 帰るとするわい。では 行こうか 、ハイド 頼むぞ。」
ハイド
「 はい 。では二人とも また。」
ハイドの転移魔法で 城に 異動した。
~ 大王様 sideend ~