私と彼女と召喚と


サク
「 いちゃつくのは 帰ってからでも出来るだろ?折角なんだから ともと話しさせてやれよ。」


ハリー
「ごめんごめん。だってマリアが可愛いからつい。 」

ハリーとマリアの世界が出来てしまった。

横でため息をつきながら、


サク
「 悪いな ああなるとほっといた方がいいから 。まぁあれだ … マリアが とものこと気にかけてたんだよ。 まだ学園に行ってる頃から 。」


「マリアさんには 初めての時も親切にしてもらいました。クエストの受け方とか教えてもらったし …… 」


サク
「そうか。でも マリア的には 妹みたいに思ってると思うぞ。」

えっ? そこまで?

あんまり話しとかしてないのに……

「あっ もしかして ボロボロで帰ったりしたから心配して…… ?とかですか?」


グレン
「そうそう。もしともちゃんが良かったら マリアと仲良くして欲しいわ。 勿論私もよろしく。 」


「心配させてたんですね。何か申し訳ないです。 こちらこそよろしくお願いします。」



ライト
「まぁ あの格好で気にならないはずないよ。」


フローラ
「本当よね。気にしない人もいるけど?」



「 私も格好とか気をつけてなかったから …… これから気をつけるよ!」


フローラ
「もう大丈夫でしょう。それに もしパーティーとか行く時は私に相談して欲しいわ。うちの父や母がともに使って欲しいって 用意してるのよ。 勿論叔母様 叔父様もだけど 」


「えっ? 本当?でも 多分使わないと思うよ。」



ライト
「あぁ…… さすがサラさん 。先越されたな。母さんに報告しとくわ。」


フローラ
「そうでしょ。だから何かあったら とももきちんと言ってね! 叔母様 泣いちゃうわよ。」



「えっ …… 機会があったらお願いするよ。」


何か私 皆に迷惑かけてるな……


「ありがとう。」


ライト
「迷惑かけてなんて思わなくていいからな?皆 やりたくてやってるだけだから。逆に頼られないと困るよな」


フローラ
「そうよ。 ともは頑張り過ぎなんだから!」


「そんなことないけど ありがとう。これからも頼りにしてます。よろしく」


何か嬉しいな。


" トントントン "


フローラ
「あら? 誰か来たわね。」


「うん 行ってくる。」


玄関に行く ダンさんが来ていた。


ダン
「遅くに悪いな。 」


「いいえ。何かあったんですか?」


ダン
「ちょっとな 今から城に一緒に来てくれないか?」

ダンさんの話を聞くと 隣国から使者が来ているらしく、その人達が私達と一緒で召喚された人達で どうしても 私と話しを聞きたいと言うことらしい。

ダンさんがこうして来るってことは ……


「はい 分かりました。ライトとフローラに話してきます。」

後ろを向くと ライトとフローラがいて


ライト
「ダンさん 俺も一緒に行っていいですか?」


フローラ
「私も行くわ。」


ダン
「ついて来てもらった方が安心だな ……でも ギルドのやつもいるだろ? どっちか一人について来てもらうならいいぞ。こっちはこっちでほっとけ無いだろ。」

フローラ
「もう 仕方ないわ。ライトお願いね 。私とカルスでこっちの事は片付けておくわ。」



「フローラ ごめんね。 お願いします。」


フローラ
「任せて頂戴。 でも話はきちんと聞かせてもらうからね!」


「うん 分かった。」


ダン
「じゃ 行こうか 。あまり時間が無いからな」


ライト
「とも俺から余り離れないようにしてよ。」


「うん 分かった。」


ダンさんの 転移で 城迄移動する。
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