私と彼女と召喚と

 ハイド
「ありがとうございます。やはりそうですか。私もですが うちの息子も武井さんは強い力があると感じてました」





 「えぇはい、そうですよね。 あとこちらからもお聞きしてもいいですか ?」


ハイド
「勿論 答えられる事なら 。どうぞ 。」



「帰る方法ってあるんですか ? 私は特別な事は出来ないと思うし、帰れるから帰りたいのですが …… 」




 横でえっかが混乱して声をあげている。




 瑛
「えっ 帰れるの。…… …… 家に 帰りたい …… お父さん … お母さん … 。 うぅぅぅ … 」




 泣いている……… そうだよね …… 混乱するよね。

そうだよな …… 私も女神いやアーシラトさんに…

話し聞いてなかったら、落ち着いてないもんなぁ … 。




とりあえず、えっかもゆっくり考えてもらわないと ……

受け入れる 時間必要だよね……… 。






「えっか ……… 少し休ませて貰ってから、説明してもらおう。自分たちの事だもん。落ち着いて聞こうよ。」





 とりあえず 寝ていた部屋へ、戻ることになった。




泣いている、えっかの所に王子さんが近づいて来た。





アレス
「説明してなくて、混乱させたね。

ごめんね。次は無いように気をつけるよ。

これからは僕が守るから… もう泣かないで。」




と、えっかを 突然抱きしめた。





それからは 動けないえっかを王子さんが、部屋まで 運んで下さることになり……


(王様や 王妃様 、あと重臣の人達は、それを見て、喜んでいる 。)

それも お姫様抱っこ ってやつで ……


いや~ 本物がやると 凄い絵になるね。

 
まぁ えっかの涙も止まったみたいで良かった

…ドラマみたいですね…


王子さんの おかげで落ち着いたみたいです。

これからのことも説明もしてるみたい … 。



そして 私は…………

そんな説明してくれる人も無く ……

その 微笑ましい、二人の後を着いていく 。

そして、その後を険しい顔のレオが、着いてくる。


(なんだかな …… 空気だよね ……… )




 気まずいので、話しかけてみる … 。


 「あの、送ってもらってすみません。」

 
 レオ
「 送ってるわけじゃない 。

アレスに 何か あったら困るからな。

お前のことは信用してないしな……監視してるだけだから お礼はいらない 。」


 

えぇぇぇ 。なんて 言いようだ !





そちらが 、 勝手に 召喚したくせに…



まぁ、引っ付いてきたのはえっかですけど ……私が 離れれば 良かったんだけど …

私には、出来なかった … えっかに力で負けたよ 。

腕 持って行かれそうでしたよ。






まぁ こちらからしたら 貴方達の方が信用できないんですけど… ?













     
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