私と彼女と召喚と
寝込んだ時は私が看病してる。
他の人でも、大丈夫なんですよ……
力使い過ぎるとメンタル面も、弱くなるからって えりか様が 仰るには「弱ってるときは、私しか受け入れられない。」って……
……王子様に 嫉妬させたいだけなんだろうなぁ。
王子様に毎日邪魔されるし …色々言われるんだけど、えりか様はそんな王子様を見て喜んでるんだよね…他の待女さんより効果があるのは分かるけど …… 。
迷惑なんで二人でやればいいのに … 。
私の仕事が終わらなくなるし……迷惑なんだけど 。
(本当止めて欲しい。女の世界は怖い。)
いや……王子様は分かりやすくて本当にいいんですよ 。もう慣れたし!
それに分かりやすいのは、 二人ともだしねぇ…とてもお似合いと思うんですよ。相思相愛で微笑ましい位 。
(王子様は、花瓶を 私目掛けて二階から 落としたり、 階段で 後ろから 押し飛ばしたり、掃除用のバケツを投げてきたり、使われてない倉庫に私をとじ込めたり…… なんてしないからね?)
睨まれて嫌み言うぐらいなんで … ハァ
なんだかんだ言っても、王子様って真っ直ぐでこの国を 支えていける人だと思う。
大きな器だから ??いや…それなら きっと、私の方が 広いよね?絶対!! 自分しか言ってくれないので 言ってみただけです 。 スミマセン 。
あぁぁ、いろいろ考えていたら、
「ぼぉーとしてないで、早く学園長のと行けよ。待ってたぞ! あまり待たせるとこっちに被害が来るだろ。早く行ってこい。」
特別クラスの担任のロウ先生が後ろから、
肩を叩きながら言ってきた!
「忘れてた~!ありがとうございます。いってきます」
すぐ、学園長室に、向かう。
ロウ
「あいつ、優秀なわりに抜けてるよな…ププッ !
本当 面白い。レオは何勘違いしてるんだろうなぁ? 親父は、分かってるみたいだけど…。まぁレオは考えが古いもんな…」
教室では、ロウが笑ってつぶやいた。
ドタドタ バタ !! ガチャ!!
「遅くなりました。すみません!」
あわてて学園長室にノックもせず入り学園長に謝る。
ガイ学園長
「いや、それは いいんだよ。しかしノックしてから入ってくるものだ 。やり直しだ!
後は 今日も 神聖文字の解読を頼むよ!」
ガイ学園長は、初めは 険しい顔で……
でも、最後は 笑って言った。
怖い …… !!
「はひ~~い ! 直ぐやらせて頂きます
"トントン" 失礼します。 」
頑張ります。頑張りますとも!
神聖文字は 文字の通り 神様が教えてくれた古代の文字のらしい!
この国の今の時代の人には 凄く難しいみたいだけど 、私には分かりやすい!
だって……日本語で書いてあるんだよ!
昔から本読むの好きだし苦にはならない 。
でも、えりか様も読めるはずなんだけど…?
私だけじゃなくて頼めばいいのに 。
で、この事は学園長と私の秘密らしい。
ばれるとどこの誰かに軟禁されるかも知れない位危険なことだそうで……多分守って貰えてるんだと思う。