駆け引きオフィスラブ〜幼なじみにはカナワナイ?〜
何度も、何度も鳴り響く小坂さんの携帯。切れては鳴り、また切れては鳴る。



痺れを切らした彼はとうとう電話に出た。




「なんだよ?瑠夏。えっ?柴田が1時間遅れるって?だったらそこで待ってろよ。俺らは今から・・・」




そう彼が言いかけたときに彼女の声が受話器から聞こえた。





「湊、お願い。あたしのこと好きでしょ?」
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