駆け引きオフィスラブ〜幼なじみにはカナワナイ?〜
「だって、せっかくここまで来たのに明石焼き食べたいじゃないですか」



「あのな、そんなのこっちに来てからいつでも食べられるだろうが」



抱きしめられているのに、目の前の小坂さんよりもう今は明石焼きしか頭にない。


小坂さんは無理矢理あまーいモードに戻したかったみたいだけどこうなってしまうとあたしは一直線。



「あーっもうわかったよ。連れてってやるよ。でももっかいだけキスさせろ」



顎を掬われ強引に上を向かされ、キスが降ってくる。



「・・・ありえねえ。明石焼きに負けた」
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