駆け引きオフィスラブ〜幼なじみにはカナワナイ?〜
「それ、やるよ。お父さんのも大事かもしれないけど、たまにはそれ着けろ。いや、お父さんのをたまにしろ」
「なにそれ。面白すぎ・・・湊」
「舞花、ごめんっていうのはおかしいからありがとう。全部背負ってくれて。今すぐにはいかないけど絶対に迎えに行くから待ってろ」
アナウンスが聞こえて小坂さん、いや湊が離れる。そしてゆっくりと扉が閉まる。
まだ、まだ泣いちゃだめ。唇を噛み締めて笑顔で手を振った。湊も返してくれた。
そして、新幹線がゆっくりと動き出した。
よく頑張ったよあたし。その場に蹲り声を殺しながら泣いた。
湊が着けてくれた小さなダイヤが着いたネックレスをキュッと握って。
「なにそれ。面白すぎ・・・湊」
「舞花、ごめんっていうのはおかしいからありがとう。全部背負ってくれて。今すぐにはいかないけど絶対に迎えに行くから待ってろ」
アナウンスが聞こえて小坂さん、いや湊が離れる。そしてゆっくりと扉が閉まる。
まだ、まだ泣いちゃだめ。唇を噛み締めて笑顔で手を振った。湊も返してくれた。
そして、新幹線がゆっくりと動き出した。
よく頑張ったよあたし。その場に蹲り声を殺しながら泣いた。
湊が着けてくれた小さなダイヤが着いたネックレスをキュッと握って。